歯ぎしり・食いしばり

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こんなお悩みはありませんか?

  • 朝起きると顎が重だるい、疲れている
  • 詰め物や被せ物がよく取れる、欠けやすい
  • 歯にヒビが入っている
  • 口を開けると「カクン」と音が鳴る
  • 頭痛や肩こりが続いている

こうした症状がある場合、歯ぎしり・食いしばりが原因かもしれません。
放置すると歯の破折や顎関節症につながることもありますので、気になる方はお気軽に晃司歯科医院へご相談ください。

歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしり・食いしばりとは

歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)は、睡眠中や集中時に無意識のうちに歯を強くこすり合わせたり、かみしめたりする習慣です。

通常は上下の歯の間にわずかな隙間(安静空隙)があり接触していませんが、ブラキシズムのある方は常に筋肉が緊張し、強い力が歯や顎にかかります。その結果、歯がすり減ったり割れたり、顎関節症や肩こりなど全身に影響を及ぼすこともあります。

歯ぎしりの3つのタイプ

グラインディング ギリギリと横にこすり合わせるタイプ(歯がすり減りやすい)
クレンチング 強くかみしめるタイプ(歯が割れやすく、顎関節にも負担)
タッピング カチカチと音を出すタイプ(比較的負担は少ない)

歯ぎしり・食いしばりを放置すると起こる悪影響

  • 歯の欠け・ヒビ・破折
  • 歯根破折による抜歯リスク
  • 歯周病の悪化
  • 詰め物・被せ物が外れやすくなる
  • 顎関節症(痛みや開口障害)

歯ぎしり・食いしばりの主な4つの原因

ストレス

歯ぎしりや食いしばりの最大の原因といわれているのがストレスです。精神的な緊張や不安を無意識に解消しようとする働きが、睡眠中や日中の歯ぎしりにつながります。

歯並び・かみ合わせ

歯並びが乱れていたり、一部の歯だけが強く当たっていたりすると、かみ合わせが不安定になり、歯ぎしりが起こりやすくなります。詰め物や被せ物の高さが合っていない場合も同様です。

枕や睡眠の質

高すぎる枕で首に角度がついたり、浅い眠りが続いたりすることで、歯ぎしりを誘発することがあります。眠りの質を高め、リラックスできる環境を整えることが大切です。

集中時の癖

勉強や作業、スポーツに打ち込んでいるときなど、人は集中するあまり無意識に歯を食いしばることがあります。こうした習慣が繰り返されると、歯や顎に負担を与える原因となります。

歯ぎしり・食いしばりの対処法

筋肉マッサージ

歯を支える咬筋やこめかみ付近の側頭筋は、食いしばりの影響で強くこわばることがあります。指でやさしく円を描くようにほぐすことで血流がよくなり、顎まわりの負担を軽減する効果が期待できます。

マウスピース(ナイトガード)

夜眠るときにマウスピースを装着することで、歯にかかる力を分散させ、歯のすり減りや顎の関節への負担を防ぐことができます。歯ぎしりや食いしばりが強い方には、もっとも一般的で有効な方法です。

矯正治療

歯並びやかみ合わせのずれが原因となっている場合には、矯正治療で改善を目指すことがあります。噛み合わせが整うことで、歯や顎にかかる力のバランスも安定し、症状が和らぎやすくなります。

ストレスコントロール

ストレスは歯ぎしりの大きな要因と考えられています。運動やストレッチ、深呼吸など、自分に合ったリラックス法を取り入れることで、無意識の食いしばりを抑えることにつながります。

自己暗示療法

日常生活の中で無意識に歯をかみしめている方は、気づいたときに上下の歯を離すことを意識してみましょう。「歯は普段かみ合わないのが正常」という感覚を身につけることで、徐々に癖を改善することができます。

顎関節症が歯ぎしりや食いしばりの原因の場合

歯ぎしりや食いしばりの背景には、顎関節症(がくかんせつしょう)が隠れていることもあります。
顎関節症は「あごが痛い」「口が開けにくい」「口を開けると音がする」といった症状を伴う病気で、関節や筋肉、靭帯、関節円板、骨などの異常によって起こります。

顎関節症にはいくつかのタイプがあり、原因や治療法が異なります

Ⅰ型(筋肉の異常)

咬筋や側頭筋などあごの筋肉の使いすぎによって起こります。筋肉のコリや痛みが頭痛のように感じられることもあり、マッサージや安静が有効です。

Ⅱ型(関節靭帯の異常)

いわば「あごのねんざ」で、強く食いしばったり固いものをかんだりしたときに起こります。あごを安静にして、口を大きく開けすぎないようにすることが治療の基本です。

Ⅲ型(関節円板の異常)

あごの関節にあるクッションの役割をする組織がずれることで、「カクカク」「ポキポキ」と音が鳴ります。音だけであれば治療の必要はありませんが、口が開かなくなる場合にはマウスピースなどが用いられます。

Ⅳ型(骨の異常)

下あごの関節部分の骨が変形して起こるタイプです。レントゲンで確認する必要があり、治療はマウスピースや開口訓練などで「痛みなく口を開けられる状態」を目標に行われます。

顎関節症は歯ぎしりや食いしばりと密接に関わっており、早めに診断を受けることで悪化を防ぐことができます。

歯ぎしりや食いしばりは早めの対応が、歯を守る第一歩

歯ぎしりや食いしばりは早めの対応が、歯を守る第一歩

晃司歯科医院では、ナイトガードの作製をはじめ、ライフスタイルに合わせた多様な治療法をご提案しています。
些細な癖のように思える歯ぎしりや食いしばりですが、その力は想像以上に強く、歯や顎に大きな負担を与えます。歯ぎしりや食いしばりを感じたときは、どうぞお気軽にご相談ください。

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